内装デザインのアクセント【梁見せ天井】とは?
▼ 目次
初めに
皆さんは、「梁見せ天井」をご存じですか?そもそも「梁」とは鉛直方向に立てる柱とは異なり、水平方向に配置される構造材で、床下や屋根下に配置されます。梁の主な役割は、鉛直方向にかかる荷重(床にかかる重みなど)を支えたり、建物自体の揺れによる変形を防いだりすることなどです。梁は本来天井の中に隠すことが多いのですが、それをあえて見せた天井を「梁見せ天井」といいます。
梁見せ天井の種類
梁見せ天井のつくりかたは主に2種類あります。一つ目は、構造材としての梁を見せる方法。二つ目は、「化粧梁(飾りとしての梁)」を後付けで天井に設置する方法です。化粧梁は好きな場所に設置できるので、家具配置を考えるのと同じ感覚で手軽に楽しむことができます。
メリット
①内装デザインのアクセントになる
木材の梁を見せることで空間にナチュラル感をプラスしてくれたり、塗装やクロスでアレンジしてみたりと、デザインの幅が広がります。
②空間を開放的に使える
構造材の梁を見せるということは梁を隠していた天井がなくなるということですので、その分天井が高くなります。空間が縦に広がり開放感が増すので、プランの都合上間取りが狭くなったとしても圧迫感を感じたくない…という方におすすめです。
③梁の経年変化を楽しめる
無垢材の梁であれば時間がたつごとに色合いが変化し、木の風合いがどんどん味わい深くなっていきます。家を建てるまでの準備期間から家が建つまでの期間はワクワクの連続だと思いますが、実際にその家で暮らし始めてからもこうした楽しみがあるのは素敵ですね。
注意点
・掃除が大変かも
天井が梁に接しているタイプであれば問題ないのですが、天井から離れているタイプの梁ですと梁上部に埃が溜まりやすくなります。脚立を使用するのは危険が伴いますので、取っ手部分が伸縮するモップなどを使用して掃除するとよいでしょう。かなり高所に設置されていてセルフクリーニングが難しい場合は、業者(ハウスクリーニング)に頼むことを検討しましょう。
・防音性が低くなる
1Fの天井を構造材の梁見せ天井にした場合、室内の音が響きやすく1階と2階間の音が伝わりやすくなります。家族間で活動時間が異なる場合は寝室やリビングの配置を工夫するなどして、生活音を気にしなくて済む快適な家づくりをしましょう。
おわりに
空間のアクセントとして活躍するだけではなく、室内の開放感もアップする梁見せ天井をご紹介しました!皆さんが取り入れる場合はどのように活用したいですか?^^
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