ナナメなコラム Vol.5「家づくりにおける立地環境とコミュニティ」 – KOMOREBI Houseの注文住宅
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ナナメなコラム Vol.5「家づくりにおける立地環境とコミュニティ」

こんにちは。KOMOREBI Houseの赤坂です。
時たま、事業推進やマーケティング視点で、コラムを執筆しています。
ナナメな視点で「住まい」や「暮らし」、そしてそれをつくる私たちの仕事についてをご案内できればと思っています。
今回は、家を建てるときに知っておきたい立地環境とコミュニティについて、考察してみました。

家づくりでチェックしたい3つのポイント

家づくりをするにあたって、必ず土地選びから始めます。
選ぶ土地によって周辺環境はさまざまですし、周辺環境は生活にも大きな影響を与えます。
土地は後から変えることができないからこそ、後悔しない立地条件を検討していきましょう。
まずは、家づくりでチェックしたい3つのポイントをまとめました。

  • 社会環境
  • 自然環境
  • コミュニティ

実際に、私がお客様とお打合せをする際にも、よくお話しする項目でまとめています。
これからマイホームを建てる土地をイメージしながら、優先順位や譲れないポイントを整理して読んでいただけるといいかもしれません。

多くのマイホーム検討者が悩む「社会環境」

社会環境とは、マイホームを建てて生活をする際に、周りにある施設や人のことをいいます。
ここでは、通勤や通学といった交通利便、病院やスーパーの生活利便、治安の3つに分けて解説していきます。

通勤や通学の交通利便

これから土地選びをされるお客様とお話ししていて、最も気にされている点が交通利便だと感じています。
実際に、
「勤務地の〇〇駅からドアtoドアで1時間以内のエリア」
「子供の学校を変えたくないので、同じ学区内のエリア」
「車を持っていないので駅やバス停から15分以内のエリア」
などといったご要望を真っ先にいただくことが多いです。

日々の生活の中で、通勤や通学にあまりにも時間がかかってしまうと、体力的にも疲れてしまいますし、家族との時間も短くなってしまうかもしれません。
時間の感覚は人によって異なりますが、都心部への通勤でしたら片道1時間以内、郊外への通勤は片道30分程度を目安に土地探しをすることをおすすめします。

また、駅からの距離が近ければ近いほど土地は少なく、金額も高くなります。
自転車で駅まで通えるのか、近くにバス停があり駅まではバスで行くのか、など地図や乗換案内、時刻表を見ながら具体的にイメージしてみるとその土地の交通利便が見えてくるでしょう。

一方で、近年ではリモートワークの普及も広がっているので、
「通勤時間や駅からの遠さは全く気にしない」
という方もいらっしゃいます。

ご自身のお仕事のスタイルによっては、重要度を下げてみてもいいかもしれませんね。

病院、スーパーなどの近さの生活利便

普段の生活において必要不可欠になってくる買い物や通院についても、立地環境を考える上で比較的大きなポイントになってきます。
近年、ネットスーパーや宅配のサービスも増えてきているので、必ずしもスーパーやコンビニが近くになくても問題ないかもしれませんが、病気や怪我などの万が一に備えると生活利便もしっかり考慮したいですね。

例えば、車を持っていてご家族がいつでも車を運転できる状態であれば、多少スーパーや病院から遠くてもいいかもしれません。

反対に、車を持っておらず、駅やバス停も近くにない場合には、スーパーや病院との距離はしっかりとチェックしておいた方がいいかもしれません。

より穏やかな立地を求めるなら、治安

そもそもここは日本ですし、昔ほどものすごく治安が悪い地域はなかなかないですが、今でも地域によって多少の差があるのは事実です。
飲み屋や若者が集う繁華街の近くでは、夜まで明るく、賑やかであることが多いです。
僕も繁華街の近くに住んでいますが、夜中に酔っ払いの叫び声や、パトカーや救急車のサイレンが鳴り響いているなんてこともしばしば…

公立の小学校や中学校の学校環境についても、地域によって異なるというお話もよく聞きます。
(実際に僕が通っていた中学校はかなり荒れていました…今はそんなことないみたいですが。)

なかなか定量的に調べることは難しいと思いますが、お客様に「この地域の治安ってどうなんですか?」と聞かれた際におすすめしているのは、
・夜の時間帯に駅の周辺や、駅から希望する土地まで歩いてみる
・友人や知人にその地域の出身の方がいたら小学校や中学校の評判を聞いてみる
・その街にいる人を観察してみる
ということです。

もちろん、僕も知っている情報があればお伝えはしていますが、「実際に自分の目で見て、感じて、住みやすいかどうかをたしかめるのがいいですよ」とアドバイスをしています。
やや人任せなような気もしますが、環境に合う合わないは人によって異なる感性もあるので、現地に足を運んでみることもお勧めします!

本当は大切にしたい「自然環境」

生活をする際に考えたい利便性を中心にまとめてきましたが、次は本質的な「家に住む」ことにフォーカスして、自然環境についてまとめていきます。

絶対にチェックしておきたい災害リスク

特にKOMOREBI Houseで家づくりを検討されるお客様に多いのが、
「海や山の近くで暮らしたい」
「景観のいいところに住みたい」
といったご要望。

まさに自然素材を活かした家づくりを行う私たちのデザインにはぴったりなのですが、考えたいのは災害リスクです。
ハザードマップを見てみると、海や山が近いエリアは色付けがされていますし、景観のいい高台も災害リスクはついてきます。
災害大国の日本だからこそ、自分たちがこれから住み続ける土地の災害リスクは把握した上で土地を選びましょう。

どんなお客様にも災害リスクも理解した上で、安心してこれからの生活を送っていただきたいので、僕がお打合せをする際には、災害リスクを考慮した土地選びをご提案しています。

見落としがちな快適性

とりわけ、私たちの施工エリアである一都三県(東京・埼玉・千葉・神奈川)の中では、大きな気候の変化はありませんが、海沿いや山間、都市部、住宅街、などで暖かさや寒さに違いがあります。

海沿いであれば、台風の影響や海風の影響で強い風が吹くことが多いですし、
山間であれば、雪が降ることもあります。
また、都市部では特有の夏のコンクリートの照り返しの暑さが顕著ですし、
田畑が多い住宅街では、冬はより冷え込みが強く感じます。

僕自身がかなり暑さと寒さに敏感なので、地形をベースに若干の気候の違いをお伝えすることが多いです。

KOMOREBI Houseでは、夏は涼しく、冬は暖かく1年中快適に過ごせる高断熱・高気密住宅をご提案しているので、家の中での快適性は心配ありませんが、外出をする際にちょっとした気候の違いがあることにもチェックをした方がいいかもしれませんね。

より快適に暮らすために考えたい「コミュニティ」

これまでのお話しとはちょっと趣向が異なるテーマです。
いわゆるご近所付き合いであったり、地域のつながりであるコミュニティ。
土地選びをする際に、あまり重要度は高くはないですが、新たな土地で生活をしていく支えになるので、気にしてみてもいいかもしれません。

地域の最先端のトレンドはママ友・パパ友から

すでに子育てをされている方はよくお分かりかもしれません。
ちょっと耳寄りな情報から、噂話まで地域の最先端のトレンドはママ友・パパ友から入ってくることが多いですよね。
新たな土地で子育てをしていくにあたって頼りになるのはご近所のママ友・パパ友だったりします。

戸建住宅は、集合住宅に比べてより顔が見える関係性が深まります。
なかなか難しいですが、ご近所付き合いがしやすそうかどうか、あまりよくない噂や評判がないかどうかもあらかじめ知っておけるといいかもしれませんね。

実は地域差がある地域コミュニティの活動

どの地域でもこども会や消防団などの活動はありますが、地域コミュニティの活動は地域によって大きな差があります。
町内会が地域のコミュニティになっていてマルシェやゴミ拾いなどのイベントを頻繁に開催している地域、
地域のカフェや飲食店が地域の方の溜まり場になっていて交流会などのイベントが開催されている地域、
行政や商工会が主導して地域に開けた活動(観光誘致やまちづくり)を行なっている地域
などさまざまです。

せっかく長くその土地に住むなら、地域活動に参加することで、自分のコミュニティが広がり、よりその地域に愛着がわくことになるのではないでしょうか?

イベントの開催状況などは、ウェブ検索で探すことができるので、どのような地域コミュニティの活動があるのか調べてみるといいかもしれません。

後悔しない土地選びをしましょう!

いかがでしたでしょうか?
結局は「住めば都」かもしれませんが、後から後悔しないためにも、あらゆるポイントから実際の生活をイメージすることで、より具体的にその土地の良し悪しが見えてくるかもしれません。
その参考になると幸いです。

それでも土地選びで迷われている方の相談も承っているので、KOMOREBI Houseの相談会へお気軽にいらしてみてください!

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1対1の個別相談で、テーマごとに相談窓口を設けているので、ピンポイントで今のお悩みやご不安を解消することができます。
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